私はたぶん人より天気で気分が左右されやすい人間だと思う。雨は嫌い。傘持つのは大嫌い。雨だと出かけたくない。でも、家の中にいて雨音を聞いてるのは結構好き。雨そのものよりも湿度が高いのが嫌なんだと思う。

日照不足がニュースになるような今年の梅雨。天気の子の公開初日は、雨続きの関東では貴重な晴れの日で今月初めての真夏日。偶然にしてもすごい。持ってるなぁ新海監督。初日の劇場は明日から夏休みの高校生で埋め尽くされてた。映画館が若い人でいっぱいなのはいいね。なんか嬉しくなる。

東京の日常の風景や雲間からパーッと太陽が出た時の感じとか、ごく普通のものがなんでこんなにきれいに描けるんだろう。お話は深読みすると少し怖いなと思った。そしてこの映画、画もさることながら、音がとても良い。雨が降りだす時、ビニール傘に当たる音。水たまりではねる音。雨は嫌いだけど素敵だなと思わせてくれる。

梅雨明け間近の晴れた日にピッタリの映画でした。