会期ギリギリに行った国立新美術館の安藤忠雄展「挑戦」。大満足の内容でした。
写真は「光の教会」の内部。撮影可能エリアで、ラッシュになってました。

広い会場が「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」の6つのセクションに分かれています。
自らの仕事場から多くのプロジェクトのスケッチや模型、図面など膨大な展示物でした。映像ブースもあって、中では安藤のインタビューが流れていました。失礼ながらこの方、昔から大好きな建築家ですけど、喋ってるところはただの大阪のおっちゃんにしか見えない。建築を身近に感じさせてくれた人だと思ってます。

至る所に建築模型好きにはたまらない展示が並び、夢のようでした。定点カメラ映像でプロジェクトの進行が見られる展示も面白くて、立ち止まって見ている人たちで大混雑。こんなにも安藤建築に興味がある人がいるのに、ちょっと驚きました。建築に関わっている人もたくさん来ていたようで、「この工事の時は…」なんて声も聞こえてました。

最後の「育てる」のセクションの入口に、建築物は建てるところまでが自分の仕事で、その後は施主が育てていくものだみたいなメッセージが書いてあって、ハッとさせられました。最近、古い我が家に少しずつ手を入れているのは間違いじゃないんだ、やるべきことなんだと自信が持てる言葉でした。ありがとう安藤さん!

普段買わない図録も購入。家に帰って隅々まで堪能しました。入場待ちの時にほとんどの人が赤い本を買って出ていく理由が分かりました。これは買うわ。

下は外から見た教会。これ本当に工務店が建てています。半端ないこだわり!しかも十字架にガラスが入っていない!素晴らしい。