松居大悟監督のくれなずめを観てきた。平日だったのもあって客は5人だけ。予告編は少し増えてきたなぁと感じる。もっと上映作品が多ければこの映画はかからなかったかも?と思うと悪いことばかりじゃない。

高校時代の仲間が5年ぶりに集まって余興の打ち合わせをするところから始まる。そして結婚披露宴。2次会までの中途半端な時間で過去の思い出が語られるが…。最初ですぐに分かってしまうが6人ではなく5人。一人はもうこの世に居ない。
仲間同士のノリは別にコメディとして面白くはない。けど内輪ノリなんてそんなもの。そこにいるはずの奴がいない悲しさ、やり切れなさは経験した人じゃないと分からないのかもな。とは言え、夕暮れで終わっていくラストを見て色んなことを考えさせられた。
「くれなずめ」は舞台作品ということでなるほどと思った。確かに舞台にぴったりの脚本だよな~。多分だけど舞台の方が良い気がした。