予告編を見て絶対観ようと思っていた「search」。全てがPC画面の中の映像で進んでいく映画です。一部であればこれまでにもあったと思いますが、全編は初でしょう。まずこのアイデアに脱帽。
ある日娘と連絡が取れなくなった父親が、SNSを駆使して情報を集め、彼女を探そうとするという、この時代ならではのお話。父はだんだん娘のことを何も知らなかったことに気づかされます。親として観るとついつい感情移入してしまう。少し困った顔の父親役の俳優さんがいいんです。彼、スタートレックのスールーですよね。お父さん役だとまた印象も違って面白い。何度も書いたことを消して書き直すところがせつない。伝えたいことは沢山あるのにね。
高校生の娘ということは親は40代かな?SNSを自在に使いこなしてるのは父親の職業柄もあるだろうし、みんながこうはいかないでしょうねぇ。8割方、娘のPCにログインできずに積むのでは…と思って観てました。笑
ダレずに一気にラストまで見せてくれる作りです。上映時間は1時間42分。展開も早いし、無駄をそぎ落としてよくまとまってる感。監督はアニーシュ・チャガンティ。今作がデビュー作ってすごいな。これは今後も注目したい監督です。