予告編ではわからないけどジャロン・テート事件を扱った映画。これを知らずに観るとなんだかぼんやりした映画だなと思ってしまうはず。レオ様、ブラピがめっちゃカッコいい!だけに、あれ?それだけやんと思う人もいるかも。

シャロン・テートという女優さんは世間から事件の被害者としてしか記憶されていない。公開前に宇多丸さんのラジオでタランティーノ監督のインタビューを聞くことができた。これがとってもいいインタビューで、監督は「彼女を墓から救い出す」と言っていたけど、まさかこんな展開だとは。きっとタランティーノはあんな終わり方嫌だったんだろうね。ただそれだけなんじゃないかと思う。

映画館で自分が出ている作品を観るシーンがとても良い。女優さんである前に、彼女もごく普通の子どもの誕生を楽しみにしている女性だったんだよな…と思うと泣ける。3時間の長さは感じなかった。